キューバ共和国(República de Cuba)の国歌「El Himno de Bayamo(バヤモの賛歌)」です。「La Bayamesa(ラ・バヤメーサ/バヤモの歌)」という題でもよく知られています。バヤモとはキューバ西部にある都市で、10年戦争(1868年~1878年)ではスペインに対する叛乱軍の拠点でした。1868年に叛乱軍がバヤモを制圧した際、同市出身の詩人ペドロ・フェリペ・フィゲレード(Pedro Felipe Figueredo、またはペルーチョ・Perucho)が書いた詩が軍歌として広く歌われるようになったのが始まりとされます。10年戦争で活躍したフィゲレードですが、1870年にスペイン軍の捕虜となり銃殺されます。処刑の際、彼は「バヤモの歌」の一節「祖国の為に死ぬ事は生きる事である」を叫んで絶命したと伝えられています。mylist/2329218